心理検査について
患者様のこころの状態や性格傾向、知的能力や認知機能、作業能力などの、個人的な特徴を明らかにします。その特徴に基づいて、どのような援助が適切か検討したり、治療の効果を把握したりします。性格検査、知能検査、認知機能検査、神経心理学検査など、各種心理検査を患者様の状態に合わせて行います。
心理療法について
患者様がこころの問題を解決できるように主に対話を通して援助を行います。家族や職場での対人関係の悩み、自分の性格、気分が落ち込む、不安感が強い、気になると同じことを何度も繰り返してしまう、など様々な相談を受けています。患者様それぞれ、症状、悩み、物事のとらえ方、対処行動、環境等異なります。各症状や状態に合わせて、心理療法、行動療法、認知行動療法、リラクセイション等の個人カウンセリングを行い、患者様の気持ちがらくになるよう、生活しやすくなるように支援していきます。
また、中学生、高校生、大学生で、学校に行けない、授業に集中できない、人間関係が上手くいかない、人と接するのが怖い、感情のコントロールができない、などの相談も受けています。カウンセリングのほか、年齢に応じて遊びや創作活動などを通して、悩みや不安に対する心理的援助を行います。
心理面接は予約制で、1回50分程度です。方針や目標、頻度、面接の期間などは患者様ごとに異なります。
その他
臨床心理士は外来や入院、デイケアなど様々な治療場面で、多職種と連携し支援を行っています。地域の支援スタッフとも連携して、心理的側面から患者様やご家族をサポートしています。
心理検査・カウンセリングを受けたい方へ
ご希望の方は医師にご相談下さい。診察のうえ、医師からの依頼に基づき心理検査、心理療法を行います。
こころの問題は、他の人と比較できるようなものではありません。困っていること、負担に感じていることがあれば、一人で考え込まず、お気軽にご相談下さい。